ノ-マライゼ-ション

 
 
北欧でバンク.ミケルセン(デンマーク)、ニイルエ(スエーデン)らによって
1950年代後半にノーマライゼーション思想として位置づけられた。
日本では1981年国際障害者年テーマ「完全参加と平等」の基本理念としてノーマライゼーションの考え方が紹介された。
障害の有無にかかわらず、人は誰もが生まれながらにして、その尊厳と権利において平等であり、互いの理解と良心において、それを保障し共に生きていく。

障害があっても、普通の人と同じ生活が出来るように生活環境、社会環境を調整していくこと。
 
福祉領域のキーワード
我々が住む社会には健康な(健常者)人達だけが住んでいるのではありません。
高齢者や障害のある人びとが一定の割合で存在しています。
これが普通の社会であるのだから、あらゆる社会政策や社会的諸サービスは、これを前提として考えるべきであり、高齢者や障害のある人びとを特別な存在として考えてはならないし、その人格が尊ばれ、一般の社会のなかに普通に参加し、平等に生きる対等の生活原理といえましょう。
また福祉領域のキーワードとして基本的人権思想を表しています。
人権が尊重された社会を築く為にキーワードの事を大事に思うと共に、われわれ一人ひとりがそれに向かっての意識改革も大切ではないでしょうか。
法律にみる基本的人権日本国憲法の差別禁止条項第三章第14条「すべての国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分、又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において差別されない。」