ふくしコラム

 
 
       「いたわり」 「他人の痛みを感じること」 「やさしさ」 は思いやりの心から 
 
 人が働こうとするのは、健康に生きようとする人間のあかしです   

           
     単に生計の維持や,その社会的,経済的有用性だけの尺度で,その働きを評価
     すべきではありません。
     自己実現や社会参加のための重度の障害者が働くことを望んでいる場合,無理に
     働けない状態にすることは,強制労働と同じように罪悪ではないでしょうか
        
                                国際障害者年推進プレ国民会議
         

この世の中に,不能力者はいない,あるのは能力者だけだ 

     わたしは平凡な人間としての道は選びはしない。
     非凡な人間として”保障より機会”を求める。
     「自分で考え,行動し自分で創造したものに喜びを感じ,勇気をもって世間に向かう」
    
                                  H.ビスカーディ氏

 

   
 わたしたち障害者とコミュニケーションする方法は簡単です。
       ニコッと笑顔を見せてくださればいい。
       笑顔は万国共通の言葉だから

        上場企業経営者(ポリオで片足不自由)
 福祉は、障害があっても 「生まれてきてよかった」と思えるような世の中をつくるための言葉だ                                   
岐阜県大垣市の松葉づえの市議  梶本英夫さんの遺稿集より  
3歳の時小児マヒに罹り右足の自由を失い,その後63歳で亡くなるまで市議として31年間 、障害者問題に没頭されました。  
           
          
 ”腹をくくって”やればできる ”(重症心身障害者施設代表者の発言Hさん)    
私たちはつい「 重症心身障害児・者」とひとくくりにして呼び、彼らを分かったつもりでいることが多い。そこに落とし穴がある。    
本当は何も理解できていないのに知ったつもりでいる。   
Hさんは社会の中で潜む そうした短絡的な人間観や価値観に対して声高に批判するのはでなく、優しく丁寧に、時間をかけて、人の感情を理解の方向へ紡いでいこうと努力されている。   
 「重い障害を持っている人たちの、地域で 暮らていきたいという願いを実現させるには、それに携わる人たちみんなが、どんなに大変であっても ”腹をくくって”本気で取り組むしかありません」    
                          某新聞コラム   映画監督  N氏      
     
                        
身内の方に精神障害のおかれている難しい立場から       
私たちは、みんな社会全体で、夢や幸福、生きがいの概念をつくっているのに、その時代の都合で決められた尺度による一部の機能の違いを理由に、遠ざけられるのは不合理だと感じます。   
    
 人に優しいとは?   
表面的なサービスという対症療法的な解決ではなく、常に自分たち以外の人のことを視野に入れながら考 えるべきだ 。              
                              中途失明された  T氏   
 
                                      
ゴールまでは  
遠くで私をみていて下さい/なんにもしないでいいんです  
遠くで私をみていて下さい/ ゴールまで/あるくまでは/たとえこけても  
そっとしていて/ゴールにつくまで/ゴールで拍手してまっててね  
遠くで私をみていて下さい/なんにも手伝っていらないの  
それが私の願いなのです/ゴールまで/あるくまでは/たとえこけても   
そっとしていて/ゴールにつくまで/ゴールで抱きしめてください    
        
たとえこけても/そっとしていて/ゴールにつくまで/ゴールで拍手してください  
                              作者      山田 優子さん  
   
 18歳の愛  
眠れない夜が、続きます/あなたを愛する心、いっぱいなのに 
幼なすぎますか/わたしには、精いっぱい愛です/それは愛といえないのかしら 
ただ、あこがれと呼ぶのでしょうか/18の愛じゃ、いけませんか
からだの不自由なものの愛は、いけませんか/ぜいたくですか   
私には、精いっぱいの愛です。  
   
                               作者     藤井佐知子さん