ポリオりかん者に関する動向
ポリオに罹患される方は,なくなってきているものの、罹患された方はポリオ後遺症による各部位のマヒ、変形、筋萎縮、神経刺激による痛み等から、常に2次障害の苦痛におかれている罹患者もおります。
また高齢化にともない心疾患や脳血管疾患、骨関節疾患等の慢性疾患もおきている。
そのうえポリオの罹患から30~50年後に筋肉の痛みや、しびれ等訴える人ができポストポリオ症候群の発症も注目されてきています。
ポリオ罹患者に対しての 医療情報不足があり、今後関係機関の十分な情報提供がのぞまれます。
一方ポリオのワクチンは身近な問題として必然的に社会に浸透していますが、生ワクチンを投与した子供の便を通じた感染の恐れと,4百40万人に1人の割合で副作用によるマヒが発生している。
(不活性ワクチンの導入の必要性が指摘されている。) 2012年9月1日導入決定
WHOは2000年10月29日に小児マヒと呼ばれてきた感染症のポリオが,日本を含むアジア太平洋の37カ国.地域から根絶されたとする「京都宣言」を発表した。
また近い内にはポリオを世界から小児マヒを根絶すると、WHOはアピールしています。
身体障害者総数 2,993千人(100%)平成8年度厚生省調査 障害者白書(平成10年版)
脊髄性小児マヒ疾患 47千人(1.6%)
身体障害者総数 2,722千人(100%)平成3年度厚生省調査障害者白書(平成10年版)
脊髄性小児マヒ疾患 43千人(1.6%)
ポリオ届出患者数
昭和 患者数 昭和 患者数 昭和 患者数 昭和 患者数
(年) (年) (年) (年)
26 4,233 35 5.606 44 16 53 -
27 2,317 36 2.436 45 8 54 -
28 2,286 37 289 46 6 55 2
29 1,921 38 131 47 7 56 2
30 1,314 39 84 48 6 57 1
31 1,497 40 76 49 4 58 -
32 1,718 41 33 50 4 59 -
33 2,610 42 26 51 - 60 -
34 2,917 43 20 52 - 61 -